●理科に関する講演会開催(2011.12.1)
11月30日(水)7限、本校スチューデントホールにて、北里大学講師であり海洋研究開発機構研究員と新江ノ島水族館飼育アドバイザーを兼任されている三宅先生を招き、深海生物に関する講演をしていただきました。

三宅先生に用意していただいた深海の映像やお話に生徒も興味深々で、講演後の質問は非常に多く、予定の時間では足りないほどでした。

講演後には、三宅先生に生物実験室にお越しいただきました。先生には、実験室の生物の管理について、コメントをしていただいたり、研究活動に取り組んでいく上でのアドバイスをしていただきました。実験室の生物管理については、生物の種類が多くたいへん恵まれている。国内でこれほどまでに、生物を管理している学校は少ないのではないか・・・。また、飼育機材を見ても、自作したものや工夫をこらしたものが多く、高く評価できるとのことでした。また、研究に関するアドバイスとしては、担当する生物をじっくりと観察すること、その生物が生息する場所に、できる限り出向いてみること・・・そうした日頃の取り組みから興味を持った点について深く追求していくことが大切であるということでした。貴重なご指導をしていただいた、三宅先生に深く感謝いたします。

以下の文章は講演を聞いた生徒の感想から抜粋したものです。
今まで深海のことは全く気にしていなかったので、深海についての知識もありませんでした。でも、三宅先生のお話を聞いて、だいぶ深海について知ることができました。例えば、バクテリアは土の中でしか活動していないと思っていたのですが、深海でも生育していましたし、深海にはおびただしい数の生物がいるといった具合です。また、私たちが知らないところで、クジラの骨を使った研究も進んでいるようでした。
私は、鳥類やほ乳類の方が興味があるけれど、気づかなかった深海の生き物たちも奥深くていいかな・・・と思いました。
今度水族館に行ったときは、深海の生き物たちをじっくりと観察して、他の生き物と比較してみたいと思います。
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